白髪の老夫婦がミニチュアダックスの福ちゃんを亡くされて火葬に連れてこられました。遺骨は欲しいけど私たちももう、いつとも分からない年です。だから遺骨を連れて帰っても私たちがいなくなった時には福ちゃんの遺骨はきっと捨てられてしまうから要らないとお爺さんが言いました。
でも、お婆さんはずっと泣いていました。何も話さず泣いて動けないほど悲しまれていたので、小指ほどの小さな遺骨カプセル(2,000円)に小さな骨を入れて連れて帰ることをお勧めしました。
すると、お婆さんは「ありがとう」「それなら、これからもずっと一緒に居られる。」と小さな声で納得されたように火葬後は福ちゃんのキバと指先の骨を収めた遺骨カプセルと共に帰って行かれました。
私たち飼い主の寿命とペットの寿命は考えるべき問題の一つでもあります。でも福ちゃんのパパとママのように老いてしまってからのペットの供養についても考えさせられました。