3月28日 14才、歯周病だった犬のKちゃん。骨壺に納められた後、納骨棚や焼香台にたくさん美味しいものを並べ、後祭りも済ませてご家族は「また抱っこしに来ます。」と笑顔で帰って行かれた。「なかなか家では後祭りが出来ないけど、ここならまた会いに来ます。」とのことだった。
良いお別れを見せて頂いて感動しました。
平成26年3月21日(金) 納骨堂の開眼供養を終えて。
ペット火葬業務を昨年10月26日に開始して今年2月末に納骨堂が完成、本日その開眼供養が行われた。
本円寺のお上人が読経をあげられる中、納骨されるペットちゃん達の名前を何度も呼んで頂いた。
なんだかとても嬉しかった。これまで50件の葬儀を施行した。内、10件の納骨だがそれぞれのペットちゃんの顔とエピソードが思い出される。
お上人に名前を読み上げてもらうことがこんなに嬉しいとは予想していなかった。きっとご遺族はもっと嬉しかったのではないかと思う。「チロの納骨堂は年中無休です。いつでもお参りに来てあげて下さいね。」参列されたご遺族達は晴れやかな笑顔で帰っていかれた。
次は霊園だ。淡路ペット霊園がこの地に完成し、納骨堂に居るお子様達が墓地に眠ってくれるといいな。西浦の海を一面に見下ろしながら、本日霊園の整地がスタート。4月末には完成予定だ。
資格の一つに「火葬技術管理士」というのがある。
墓埋法云々・・・その他いろいろ勉強することは山積みではあるが、「人間と同じように」「ペットも家族の一員」の思いは深く、ペット火葬をよりよく管理できるようにと勉強を始め、ついに資格を取得することができた。
ペット火葬を主にしているが、たまに人間の火葬も手伝っている。日々の火葬業務をしていて感じることは、今となっては喋ることのないご遺骨が何らかのメッセージを残しているということだ。「私、この大腿骨にボルトを入れてもらっていたの。手術は大変だったわ。術後も歩くのは大変でね・・・」更に「でもね、こんな私を支えてくれていた家族がボルトの部分をよけて拾ってくれている。ほらさっき泣いていた娘が微笑んでいるでしょう。」などなど・・・こんな感じのメッセージが人間動物すべてのご遺骨から伝わってくる。
出発地点の出産時に感激あり。ならば、終点の火葬時にも感動があって当然ではないか。
一任収骨と立会収骨。一任は火葬担当者が収骨し、立会は家族が担当からの説明の元、収骨します。
今日のマルチーズのIちゃんは心臓で闘病。12才でした。ご家族は骨を見るのが辛いと立ち会うのを躊躇されていましたが、決意されて収骨の時「骨になったIちゃんを見てあきらめに似た感情からか辛さが和らいだ。」「拾って上げることが出来て良かった」と納得されて小さくなったIちゃんを連れて帰っていかれました。人間だって、好きだった家族に拾ってもらいたい。他の知らない誰かに拾ってもらうのはいやだ。
3月初旬 病気を抱えながらも寿命を全うした犬のMちゃん。
ご主人のお話によると、貧血になった時には輸血も受けたとか。
お世話になった動物病院では専用の輸血犬を飼っているとか。
子供の頃からペットは飼い続けていて、獣医先生にはよくお世話になっていたが、輸血犬の話は初めて聞いた。働く犬というと、警察犬や役者犬、サーカスの犬しか知らなかったが、献血を仕事として働くミスター輸血犬に感謝!とても感動した。