心がこもったペット葬儀 家族のように送ってあげたい

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チロの日記⑭

12月23日 チロの日記が最初に葬儀をさせて頂いたMちゃんの兄弟猫のMちゃんでした。発育不全で小さくて、もう少しお母さんに早く拾ってもらっていたら助かったかも知れない命でした。数週間しかお母さんと一緒に居られなかったけど、お別れの時のお母さんの優しい手とたくさんの涙を感じて、きっと天国の入り口でずっと待っているのだろうな。そんな感じがした暖かいお葬式でした。Mちゃん達のお母さんのMさんは、Mちゃん達のように捨てられている猫ちゃんを保護し病院に連れて行き、優しい愛護のお心をお持ちの方です。遺骨を引き取りにこられたのは今回はMさんのお姉さんでした。この方も捨て猫を保護されて10匹以上のお世話をされているとか。素敵なご姉妹だと思いました。

チロの日記⑬

12月18日 雄猫18才A君 神戸からお母さんと来てくれました。
晩年は透析も受けて頑張ったそうです。息子も同然のA君との18年間の締めくくりを見せて頂きました。

チロとの出会い

オイルショック後の好景気時代、金属加工工場を営む両親の元に生まれた私は、這い回るように育ってくると工場の階段の下に飼い犬のスピッツと一緒に繋がれていたらしい。ベビーシッターを任されたスピッツの名はメリー。後にそのメリーが産んだ子供がチロなのだが、とにかくこの母犬のベビーシッター振りには人間も脱帽であった。その時代の頃のおむつは外れやすく、腰につないだ紐も小さなお尻からスルリと抜けてしまい、春先の開け放された工場の入り口の先、当時流行の三輪自動車等々が往来する道路へと這い出していく。そんな時このベビーシッターは右手で地面を叩きながら吠え、母に危険を訴えた。おやつの時は自分のビスケットを早々食べ終わると、私のよだれと共に手先からつたい落ちるビスケットの粉をなめた。ビスケットを取ると私が自動的に泣くので、母に叱られるからである。昼寝の時は枕になり、重くても私が起きると面倒なのか動かずに耐えた。